インテリアコーディネーター VS AI (人工知能)
現在のインテリアコーディネーターの仕事は、
・内装などの仕様決め
・家具カーテン照明などインテリア製品の選択
などの空間コーディネート業務が主な仕事となっています。
これから先、AIが発達してくと、インテリアコーディネーターの仕事がなくなっていくのでしょうか??
答えはNOです。
なぜならインテリアコーディネーターとお客様とは信頼関係で成り立っているからです。
インテリアコーディネーターは、
「お客様の要望に応えて形にしていくこと」が最も重要な仕事です。
お客様の普段の生活スタイルを把握し、断片的な要望やうまく言葉に表せないイメージを汲み取って形にしていくことが最も大切な部分なので、信頼関係を築いて安心して任せてもらえてこそ、
「あなたに任せたから素敵な空間になった」と思ってもらえるのです。
AIでも、お客様の好みを分析して空間をコーディネートする、といったことができるようになってくると考えられますが、お客様がうまく言い表すことができない思いまで汲み取ることは難しいでしょう。
また、新築・リフォームを問わず、新しい生活空間をつくる際には家族内で意見の相違などが生まれることが多いです。
ですので ”親身に” ”的確に” アドバイスをしてくれるインテリアコーディネーターの存在は大きいと言えます。
必要な3要素とは?
これから先の住宅業界は、新築物件よりも中古住宅リフォームが増えてくると予想されています。少子高齢化社会となり、既存住宅(空き家)の活用がますます社会問題化してきます。
中古住宅リフォームは、新築住宅や新築マンションのコーディネートとは違い、既に建っている住宅を改装するので、新築物件を計画していくよりも制約が多く、コーディネートというよりは、建築に関する深い知識や、現場での経験が求められます。
例えば、住宅の構造、給排水などの設備工事、電気工事、断熱などの
専門的知識を積極的に学び、身につける姿勢が必要となってくるでしょう。
また、知識と並行してトレンドにも敏感である必要があります。
最近では、お客様自身がSNSやインターネットを通じて情報収集をし、様々な情報を得ている傾向にあるので、インテリアのプロとして、単にインテリアに詳しいというだけではこの先仕事をするにあたって、難しい場面に遭遇するでしょう。
これまで述べたように
・お客様との信頼関係を築ける人間性
・中古住宅リフォームも行えるような建築に関する深い知識や経験
・様々なコーディネートに対応できる、トレンドをいち早く取り入れるアンテナ
この3つがとても大切な要素となるでしょう。
インテリアコーディネーターを目指す方へ
インテリアは、その空間が快適で使い勝手のいい場所になるかどうかを大きく左右するとても重要な要素です。
・リラックスできる空間やアクティブになれる空間
・家族や友人と楽しく過ごせる空間
・勉強や仕事に集中できる空間
などを演出する力を持っています。
1つ1つのインテリアエレメントを選択していくことで
「様々な空間をつくり出すことができる」のが
インテリアコーディネーターです。
ひとつの現場に短くて数ヶ月、長ければ1~2年携わり、さまざまな関係者と折衝しながら、常にスピード感を持って進めなければいけませんが、
色とりどりの空間をつくり出すという大きなやりがいを感じられる上に、知識や経験を積み重ねるほど活躍できる仕事です。
インテリアの持つ力を最大限に生かして、人を魅了する素敵な空間をつくり出す仕事をしたい人は、ぜひインテリアコーディネーターを目指してみてください。
まとめ
インテリアコーディネーターとして活躍するには、
まずはインテリアコーディネーター資格の取得をおススメします。
合格率は20%台と簡単な試験ではないため、独学での学習に自信がなければ、試験対策講座のスクールや通信講座など万全な試験対策が必要でしょう。
◎インテリアコーディネーターの資格取得を目指したいという方は・・・
●通信講座の選び方や比較についてはこちらの記事をどうぞ。
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