「図面を書いた分だけ合格に近くなる」
合格した方が言われるのをよく耳にしますが、私も実際にその通りだと思います。
2次試験のプレゼンテーション(製図)は、特に未経験者には難しく、過去問題1回分を模写するだけでも初めは軽く2〜3時間はかかってしまいます。
けれど、作図を繰り返すことでかかる時間は短縮していきます。
製図用具の使い方に慣れたり、作図の基本が身に付いたり、ということが考えられますが、
最大の要因は・・・
「家具のサイズ」を覚えていくから!
家具のサイズを覚えるとは「一般的な家具のサイズ(特に最低寸法)を記憶する」ということ。
配置する家具の適度なサイズなどがすっと思い浮かべられるようになると作図スピードが格段にアップします。
私がこれは必須!!と考えるのは・・・
◆ 4・6・8人掛けのテーブルのサイズ(高さは基本的に700㎜)
◆ 2人・3人・4人掛けのソファのサイズ(1人分のサイズを記憶、それをかけ合わせれば良い)
◆ シングル・セミダブル・ダブル・クイーン・キングベッドのサイズ
これらの寸法は、一次試験の人間工学でも学ぶように
「物理的に必要な最低寸法」が存在しているものです。
もちろん設問にサイズの指示がある場合はそれにきちんと従い、グリッドに沿った方が描きやすい場合はそれに合わせて描くようにしましょう。
家具のサイズに加えて、必要動作空間の寸法も覚えておくと、さらにプランニングがはかどります。
他にも覚えておいた方が良いものをご紹介します!
◆ センターテーブル・サイドテーブルのサイズ
とりあえず一般的なサイズだけでよいでしょう。
◆ テレビボードのサイズ
37インチ、40インチ、50インチなど、自分の中で基準となるテレビのサイズを記憶しておけば、その空間に合ったサイズを設定することができます。
◆ ダイニングなどの椅子のサイズ
座面は450㎜角、高さは420㎜で考えれば良いでしょう。
◆ クローゼット・押し入れのサイズ
クローゼットは奥行き600㎜、押し入れは奥行き800㎜など。
家具に関するサイズはWEB検索で調べることが可能です!
また、ある程度自分のパターンを決めておくと、時間短縮になります。
問題をどんどん解いていると、自然と家具のサイズが頭に入ってきます。
そうすると、製図の最初に行う「ゾーニング」ができるようになります。
エスキスの段階でゾーニングができていないと、途中でミスを発見して描き直さなければいけなくなり、時間が足りなくなってしまったり、図面が汚くなったりして心が折れてしまいそうです。
だからこそ、家具のサイズを把握して、きちんとゾーニングできるよう頑張りましょう!
インテリアコーディネーター二次試験製図においては
「問題の要望について必要最低限のことをクリアする」
ということが必須になります。
- 時間内に描き上げる(指定された条件はすべてクリアして解答する)
- 採点者に伝わる図面を描く
- 着彩は塗り絵にならないよう表現する
合格基準は明らかにされていませんが、
採点は減点方式なので、
「とにかく全体的に手を付けて未完成でない状態にすること」
今から二次試験対策をする方は、まず「家具のサイズを覚える」ことを意識しながら過去問題の解答例の模写をすることから始めてみてください!
それでも難関のプレゼンテーション(製図)課題。一人でクリアーできる自信が持てない方は、通信講座に頼るのもアリです!
◎通信講座が気になる方は・・・
●通信講座の選び方や比較についてはこちらの記事をどうぞ。
⇒IC通信講座のおすすめの会社を徹底比較(サポート体制の比較)