2次試験は論文とプレゼンテーションの実技試験です。
論文は、お客様への対応やインテリアの時事問題に対しての考えをインテリアコーディネーターとしての立場から記述する課題であり、プレゼンテーションは試験問題の条件を踏まえた図面やパースの作図です。
二次試験の出題範囲
公益社団法人インテリア産業協会公式HPで発表されているインテリアコーディネーター試験の二次試験範囲は
「プレゼンテーション・論文によるインテリア計画およびそのプレゼンテーションに関すること」となっています。
プレゼンテーション
与えられた課題について、要求された条件を満たした上でインテリア計画を行います。
平面図やパースなどの図面を作成し、着彩表現などを加えて自分が思う最適なインテリアコーディネーションを考え、伝わるよう分かりやすく表現します。
論文
与えられた課題について、内容を理解した上で自分が思う的確な提案を文章で表現します。
自分なりの提案を行うわけですから、結論が出ていることが重要です。
ポイント
- 課題の条件をクリアし、出題されている顧客が満足できるような提案をどれほど分かりやすく表現できるか
- 180分という時間制限の中で、問題点を理解し、考えをまとめて迅速にパースや論文を作成できる能力。
- 課題の条件を汲み取る理解力や、提案について納得させるための説得力
単なる見映えのいいしゃれたプランではなく、課題に沿った根拠のある提案をしなければ合格できないということを意識しておくことが大切です。
二次試験の学習方法
プレゼンテーション
平面図や展開図、パースやアイソメ・アクソメなどの作図表現を求められます。
一次試験と違って教科書や参考書を使って暗記したり問題を解いていくという学習方法ではなく、とにかく手を動かして図面を描いていくことがメインです。
それぞれの作図表現の描き方をマスターした上で、問題文を理解し、エスキス、プランニング、下書き、清書と時間内に仕上げるスピードを身に付ける練習が必要です。
論文
過去問題と解答例を読むことをおすすめします。
過去の論文テーマを読み、解答例で論文テーマに対して解答している要点をピックアップして書き出すと、ポイントが頭に入りやすくなります。
最近ではインテリアコーディネーターの業務の流れや、接客に対する資質が問われることが多いので、一度まとめてみましょう。
また、新聞などでインテリアに関連のある記事をチェックするのもよいでしょう。
インテリアコーディネーター試験対策講座がおすすめ!
2次試験は、独学ではかなりハードルが上がります。
製図未経験者であればなおさらです。
解答例付きの過去問題が一般に出版されていますが、正解がコレだけ!と決まっているわけではないので、自分の図面がよいのか悪いのかわかりません。
解答例を描き写しても、問題が変われば、何をすると減点なのか、逆に何が描かれていないと減点なのか、調べてもわからないところです。
図面の描き方からがっつり勉強したい場合は、通学講座がよいと思いますが、通信講座でも動画講義などで図面の描き方を教えているところもありますので、費用と時間と天秤にかけて選ぶとよいでしょう。
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